あすなる学習塾、佐藤です。
塾として第2校の出校(千里山特進)、塚本教室の拡張など内部で色々と進んでいる中、5月12日(土)に
保護者向け進学セミナー
を実施いたしました。
沢山の方にご参加いただくことができ、とても感謝しております。ドワーッ!とお話しする形になりましたが、お伝えしたいことは話すことが出来たかなぁと思います。
そもそも、保護者の方をお呼びしてセミナーを開催するのは「あすなる学習塾」にとって初めてのことでした。
それほどまでに緊急で、尚且つ直接お伝えしないといけない内容があった、ということです。
「いやもうこれは(セミナー)やらないとあかんやろ!」くらいの勢いで開催を決めました。
唐突にすみませんでした・・・
お話ししたのは、主に大学受験まわりの変化や、それに伴う高校の進路決定に関する内容です。
詳しい内容は省略ですが、関関同立を始めとする私学が難化(何も難しくなってはないんですけど)しており、高校行ってから頑張ろう、という気持ちでは到底厳しくなってくる、ということ。
ですが、その厳しさに対して「もっと勉強してもらわないと!」とか「諦めて手に職をつける方向にさせよう」と舵を切るのではなく、保護者の方にはぜひ
正しい情報を仕入れて
家族で共有してほしい。
自分の人生を決めるのは常に自分でなければならないと思っています。中学生なら尚更。
そしてその選択をより正しいものにするために、情報収集が必要になってくる。
という内容でした。
本当はもっと色々な話が出来たのだと思います。しかし時間の関係や、その時の話の流れで出てこなかった話題も当然あるわけで。
あすなる学習塾では、基本的に高校受験の進学実績をチラシなどに掲載していません。
偏差値が高ければ良い高校、低ければ悪い高校、という価値観では見ていないからです。
その子その子に合った学校に進学できることが最高の「合格」だと思っています。
高校って何なんでしょうか。
いまや偏差値70レベルの高校でもほとんどの生徒が塾に通っています。
授業だけでは大学受験をするのに足りない、ということです。そのレベルでも。
逆に言えば、少し上の偏差値の学校に行ったからと言って、自然と成績があがるわけではない。
偏差値65の高校と60の高校の差は何だろう、と思ってしまうのです。
セミナーでは、
N高や
地域みらい留学
をご紹介しました。
どちらも偏差値ではなく、学校の独自性を重視した進路選択の形の一つです。
部活や学校ごとの専門的なコースの方が、つまり「その学校独自が持っている仕組み」を活かした進学の方が
純粋な「高校に行く価値」は高いと個人的に思っています。少なくとも現状、塾で代わりが出来るようなものではありませんので。
では一体何のために、高校進学に向けて勉強しているのでしょうか。
高校に進む意味を我々塾講師が語るのは簡単ですし、「だから勉強頑張れ!」というのは容易いのですが、
多様な選択肢がある今だからこそ
なぜ、何を、何のために勉強するのか
ぜひ考えて欲しい。
そう思っています。
完ぺきな答えでなくてもいい。迷っていてもいいので、「こう思うからこうする」と自分で決めること。
大人に出来ることはただ待つだけ、待つだけなのです・・・(塵になって消えてゆく)
あすなる学習塾
佐藤