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【学習コラム】「勉強」という言葉の曖昧さ

1、「勉強する」の意味とは

 

塾で非常に多いご相談の一つが「ウチの子は勉強の仕方が分かっていない」というものです。

 

 

母「来週テストなんだから、ちゃんと勉強しなさい!」

子「もう今日は朝からずっと勉強してたから大丈夫!!」

 

どのご家庭でもあるような会話だと思います。

 

この後だいたい決まって、お母さんの脳裏には

「(勉強って言っても何をしていたのやら・・・)」という不安がよぎります。

そして勉強部屋を覗いてみると、ただ必死に単語を何度も書いているだけの様子を目撃してしまい

「ウチの子、どうやって勉強するか分かってないのでは」悩んでしまう。

 

 

しかし(正しい「勉強の仕方」が何なのかは置いておいて)、子どもとしてはその勉強が正しいと思っているわけですね。

ここで起きているのは勉強の自己目的化だと考えられます。

 

 

 

2、「勉強する」のが目的なのか

 

自己目的化とは、ある目的のための行為そのものが目的になってしまうような現象を指します。

 

例えば

●健康のためにスポーツを始めたのに、やりすぎて体を壊してしまった

●仲良くなるためにクラスで「あいさつをしよう」と決めたら、あいさつを忘れただけで冷たい目で見られるようになった

●モテるためにオシャレをし始めたら、逆に奇抜なファッションになっていった

などなど。

 

行為(すること)には何か目的があるはずですが、行為が自己目的化すると「その行為をしているだけで満足している」状態になってしまいます。

 

そして「勉強」は、この自己目的化が起こりやすいと考えています。

 

当たり前ですが、勉強は目的ではなく行為です。

何のために勉強するかがハッキリしていれば無駄な勉強はなくなりますが、

「やらないと怒られるから」「○○時間やればいいと言われたから」といった理由で勉強に臨むと

机に座って何かしているだけで満足してしまいがちです。

これは、勉強することそのものが目的になっているからですね。

 

 

しかし、この原因は本人だけに求めてはいけないと考えています。

子どもは絶えず「勉強しなさい」「勉強しないとナンタラカンタラ・・・」と色々な大人から声をかけられるもので、

「とりあえず勉強していればいいのか」と思うこともよくあります。

 

(私も恥ずかしながら中学時代、「成績を上げてほしいのか勉強してる所を見たいのかどっちやねん!!!!!」と言って母とケンカした記憶があります。勉強の自己目的化を招いているのが周囲の大人である可能性もあるのです。)

 

 

3、テストに向けて

 

 

では、どうすればいいのか。

 

 

「一体何のために勉強するのか」という壮大な話は、するだけ疲れてしまうので置いておきましょう(笑)

目的を伴った勉強に必要なのは、スモールステップで目標を立てることです。

 

例えば

【大目標】数学で90点以上取る

 【中目標】テスト3日前までに提出物を終わらせる

 【中目標】問題集を分からないところがなくなるまでやり直す

  【小目標】2日に1回は数学をする

  【小目標】1時間集中する

 

などのように、大きな目標のために今何をするのか、という所まで「勉強」をかみ砕いていきましょう。

これくらいの小目標であれば出来たかどうかがすぐに確かめられるので

どういった目的で何の行為をするのか、が意識しやすくなります。

 

 

これは典型的なコンピュータゲームと似ていると言われています。

 

スーパーマリオであれば

【大目標】ピーチ姫を助ける

 【中目標】各ステージをクリアする

  【小目標】ジャンプと移動で前に進む

非常にシンプルな目的が、ゲーム開始1分で誰にでも理解できます。

ゲームの依存度が高いのは、こうした目的→行為の結びつきがしっかりしているからですね。

 

 

勉強に目的を持てば、自ずと間違った勉強法はしなくなります。

もしくは「どうすれば目的を達せられるのだろう」と疑問が湧くものです。

 

ぜひ、親子で「何のために」今「何をする」ということを考えていただければ、と思います。

 

 

あすなる学習塾 佐藤