この日のサイエンスクラスでは「空気のすごい!を発見しよう」をテーマに空気砲を使って空気遊びをしました。
子どもたちにとって空気は身近な存在ですが、透明であり、目に見えない、形がない、という性質から、「空気が存在する」といった実感をなかなか持つことができません。中学1年生の理科で「気圧」について学ぶのですが、その単元を苦手とする理由の一つに、空気を「目に見えない"もの"」として実感を持って捉えられていないことが挙げられます。
今回の授業では、空気遊びを通して、子どもたちに目に見えない空気の存在を感じ、その面白さや不思議さを体感してもらいました。
まずはじめに、ペットボトルで空気砲をつくり、的当てをして遊びました。教室の机に等間隔でテープを引き、何センチまでなら空気が届くか実験をして、そのあとに空気砲で的当て早打ち対決をしました。
空気砲をお互いの体に当ててみて「なんだかふわっとした綿みたいな・・・耳かきの先っぽについているふわふわみたいな感じがする!」というナイスな感想もでました。
そのあと、段ボール空気砲でろうそくの火を消してみたり、中にドライアイスを入れて、空気の動きを目で見て実感してみたりしました。(写真を撮り忘れました・・・)
授業の最後には「今日発見した空気のすごい」を書いてもらったところ、「ろうそくの火が消えたのがすごい」「空気が押し出されて丸い形になって飛んでいったのがすごい」など色々な発見が子どもたちの中でありました。この日の授業を通して、空気が何となくありそうな気がする・・・というものではなく、確かにあるという実感を、体験を通して持つことができたようでした。