あすなる学習塾では毎週金曜日にサイエンスクラスを開講しています。
サイエンスクラスでは、身の周りの現象で、不思議だなぁと思ったことを実験し、
それを繰り返しながら不思議に思ったことを解明していきます。
今回は、「お酢に卵を一週間つけておくとどうなるか?」を考えました。
事前の予想では、「かちかちに固くなる」という考えや、「何かが生まれてくる」という考えを言ってくれた子も!
一週間つけてみた結果は・・・
写真のようにスケルトンのぷよぷよ卵になりました。
お酢にはカルシウムをとかす力があり、卵のカラは「炭酸カルシウム」でできているため、お酢につけるとカラが溶けます。
卵のカラの内側にはうすい膜があり、これはお酢に溶けずに残ります。
お酢につけている間にお酢が卵の中に入るため、つける前と比べて卵が一回りほど大きくなります。
下からライトを当てると、写真のように黄身とカラザがよく分かります。
以前の実験で「酸性・中性・アルカリ性」の話をしたことを覚えている子もいて、「お酢は酸性だからだ!」という意見が出たり、お酢に卵をつけた時に発生する泡のことを、「二酸化炭素と言って、炭酸ジュースのしゅわしゅわと一緒だよ」ということを小1の子に話をしたら、別の実験の時に「二酸化炭素」の話が出た時に「前に先生が言ってた!」と言っておりました。
実際に体験したこと、頭で考えたことは子どもたちの中に残るのだと感じました。
子どもたちの中から、「ハチミツにつけたらどうなるのか」「水につけたらどうなるのか」という疑問も出てきたので、
今後、一緒に実験していきたいと思います。